私はテニプリのオタクである。
ただ、新参者なので(ファン歴2年弱)認識に齟齬などあったら申し訳ない。
改めて申し上げると私は忍足侑士が担当で氷帝に命を握られているテニプリのオタクである。
しかしだ。
跡部景吾という男には抗えないのである。
なんであんなにかっこいいのか?頭がいいのか?仲間が大好きなのか?努力家なのか?そしてなんであんなに面白いのか?
なんでなのか。なんで、他キャラ担当の私がこんなに跡部景吾という男の考察に時間を割いているのか。氷帝担当ということもあるかもしれないが、それにしても跡部は深すぎる。深いのだ。
これをこねくり回した結果、私の結論はやっと最近落ち着いてきた(でもまだちょっとずつ変わっている)。とりあえずちまちまと書いてみたいと思う。
事実誤認などあったらすみません。個人の意見です。
1.関東大会までの跡部さん
関東大会前はマジでヒールだった。都大会で不動に負けて、なんだこの人たちここで終わりか?と思わせておいて、
(この間に滝さんがレギュラーから外れる。そしてその後あまり出番ない。かなしい)
関東、手塚戦。
無印最大の激アツ試合だと思うの。
試合内容も勿論胸アツなのだが、最後になるにつれてね、タイブレーク前の氷帝サイドのセリフがやっぱりねえ、心に来ますね(何目線?)。
「跡部のやつ、ちっとも嬉しそうじゃねえ」
(たぶんこうだったけどなんか違うかもしれない、合ってる?)
そらそうよ。
ライバルの調子が悪くて、それでもチームの勝利の為に、自分のプレイスタイルを曲げてでも、相手の故障を利用してでも、勝たなきゃいけなくて。
それでも投げない。譲らない。そして勝つ。
で、あのフィナーレ。
黒バスで学んだ言葉なんですけど、
キャプテンシーを感じる。
この時は、対等な「ライバル」なんですよ。ね!!!!
2.全国の跡部さん
全国の跡部さんはとにかくかっこいいぞ。
氷帝が全国出られることになって、そして前回負けた青学と当たる。
まあ青学が主人公校ですからね、リョーマは主人公ですからね、最後の試合がリョーマ対跡部ってみたらそりゃ負けるわこれ、って思いますよ。
気を失うとは思わねえよ。
髪を剃るとも思わねえよ。
3.新テニスの跡部様
新テニは跡部様って感じが強いんだよな。王国建国したしな。
で、大きく取り上げたいのはプレW杯ドイツ戦。
入江奏多という男のことは合宿の時試合を途中で投げたので許してないんですけど、まあその人とダブルスを組んで、
手塚戦である。
で、負ける。
まあね、しょうがないね、手塚国光は一度負けた相手に二度負けないもんね。うんうん。
4.跡部景吾という男のことを考えた
跡部景吾とは何者なのか。なぜ絶大な人気を誇るのか。
きっとそれは、彼が天才でない、ということに起因するのだろう。
天才が好かれないということではない。実際、リョーマや幸村、そして手塚は天才だが、かなり多くの(そして根強い)ファン層がある。
ただ、跡部というキャラクター上、これで天才だったら嫌われるだろうな、と思うのは確かである。
それ以上に。
跡部景吾が天才でないということは、周囲(作中での氷帝部員も、ファンとしての我々も)に希望を持たせるのではなかろうか。
努力は、報われないこともある。現に跡部は負けている。何度も何度も、負けている。
それでも彼が諦めないから、いつでも上を見据えているから、そしてその努力に自信を持っているから、周りで見ている人たちも、前を向ける。
彼にとって大切なのはきっと、全力を出し切って勝つこと。双方が全力で、自分の持てる力全てを出し切って、それでもなお負けるのならば、それは努力が足りないだけ。でも全力で臨もうとして、相手が全力じゃないと、やっぱり、満足できない。
天才が相手で、努力じゃ越えられない壁のように周りには見えたとしても、跡部景吾は諦めない。
年下に負けても、ライバルに完敗しても、絶対に諦めない。
努力は、絶対にいつか実を結ぶと彼は信じている。そして、実際実を結んできた。
だから、跡部景吾は諦めない。
だからみんな好きなんだと思うんだな。
諦めないって、なかなか出来ることじゃなくて、でもそれを徹底すれば、きっと後ろに、実績と自信と仲間がついてくるんだろう。
やっぱり好きやな、跡部景吾。
と、思うなどした。