そのさん~モンキー・パンチが死んだ日

ジャニーさんが亡くなった。テレビは連日故人を偲んでいる。

私は4月のあの日のことを思い出した。

前日は学校がはやくおわって、マックで昼ご飯を食べていた。友達といっしょ。
自分の好きなものを語っていたので、私はルパン三世について長々話した。「天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~」の五ェ門は天使だよというか世界一かっこいいよ、でも「霧のエリューシヴ」のほうがかっこいいかも、アッちょっと待ってくれ「燃えよ斬鉄剣」は至高、とかそういう。こちとら小学校二年生から五ェ門のオタクをやっている身、話すことならいくらでもある。
久しぶりにルパンについて語り尽くして満足して、その日は家に帰った。

翌日。
いつも通り電車に乗って、いつも通りスマホを開いて、いつも通りYahoo!を開けたら、「モンキー・パンチ 死去」という文字が飛び込んできた。
うそつけ。
うそだろ。不敬だぞ。訴えるぞ。
文字通り手が震えた。事実誤認でありますようにと祈りながら記事を確認。
ほんとに、死んでた。
目に入るおよそすべての記事を確認して、けっこう前に死んでた、と知った。
もう涙も出てきませんね。記事のスクショとともに「むり、死にそう」と友人にラインした。もうダメだった。

あれからずいぶん経つ。
私はまだ、モンキー・パンチが死んだことを実感していない。だってTVSP新作やったし(まだ見てないけど)。
それでも、何よりも、ルパン三世があり続ける限り、モンキー・パンチも永遠である、ということを、強く強く自覚した。
ジャニーズがあり続ける限り、ジャニー喜多川が永遠であるように。
その意志が、その作品が、その功績が受け継がれる限り、彼は永遠に不滅だと、信じている。

さすれば全てのクリエイターに、全ての創作者に、全ての作品に、全てのプロデューサーに、全てのなにかを生み出しまた生み出そうとする人とその作品たちに、幸あれかしと祈る。